■脊髄小脳変性症とは
脊髄小脳変性症とはひとつの病気ではなく、何種類もの病気の総称です。
小脳は、運動を円滑に行うための調節中枢です。この小脳や脳幹、脊髄に変性または
萎縮がおこり、緩徐・進行性に言語障害、ふらつき歩行、手足の振戦、複視などをきたす
疾患群を総称して「脊髄小脳変性症」と呼ばれ、国の特定疾患に指定されています。
これには遺伝する疾患と遺伝しない疾患がありますが,後者の方が多いようです。
現在、国内での患者数はおよそ2万人程度といわれています。
■脊髄小脳変性症の原因
脊髄小脳変性症の原因については、残念ながらまだ解明されていません。慢性の病気
ですので気長に付き合っていく必要があります。多くは遺伝性の病気ですが、一部は遺伝に
よらない病気もあります。何か明確な原因によって小脳が壊される場合もあります。
また、身体の他の部位に生じた癌により小脳失調や自律神経障害を呈することもあります。
*小脳失調=小脳の神経細胞破壊で起こる症状
・歩行しにくくなる(歩行失調)
・姿勢が保ちにくくなり、倒れたり傾く(姿勢反射失調)
・手足が意図通りに動かせず、行きすぎたり届かない(四肢失調)
・呂律が回らなくなる(小脳性構音障害)
・姿勢を変えたり体を動かすと眼が勝手に動き(眼振)めまいがする
・四肢緊張低下
*自律神経障害=自律神経の破壊により起こる症状
・手が震える、関節を他人が動かすと固い筋固縮
・足の裏外側をなぞると指が反り返るバビンスキー反射
・急に起きるとめまいがする起立性低血圧
・尿失禁、発汗障害、眠っているとき呼吸が止まる睡眠時無呼吸
・位置・振動・関節運動などの感覚がおかしくなる深部感覚障害
・筋萎縮など
■脊髄小脳変性症の症状
主な症状は小脳の障害による症状です。
・呂律障害により言葉などが聞き取りにくくなる。
・手足の動きが不器用になる。
・歩き方が、酔っ払いのようになり,足を広げてふらふら歩く。
・動作がゆっくりとなり、手足の筋肉がこわばる。
・手足が勝手に動く。
・手足の力が弱くなるなど。
■脊髄小脳変性症の治療
根本的治療法がないのが現状です。対症療法・リハビリテーション・生活環境の改善が
中心となります。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/27128088
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/27128088
この記事へのトラックバック
リンク集


