めまいの症状と原因

めまいとは病名ではありません。症状そのものです。症状を起こす原因は様々です。

めまいの症状と原因
(めまい、立ちくらみ、ふらつきの症状)

回転性めまい(一番多いタイプ)

回転性めまいの症状
グルグル回って急に止まると周囲が回転しているような感じになる、例としては子供のころ
回旋塔で遊んで経験する感覚と同じ様な感覚。

回転性めまいの原因
半規管を含む、内耳障害によって発症。内耳と脳をつなぐ聴神経(第8脳神経)や、
脳幹と小脳の連結部の障害で起こることもあります。メニエール病も、回転性めまいの
発作を引き起こします。
メニエール病の原因は耳の奥、内耳という器官に、内リンパという部分があり、その中を
流れているリンパ液が、何らかの要因で、内リンパ水腫となり、内圧があがることによって
引き起こされます。ウイルス感染、外傷、アレギーで起こるメニエール病も原因としてあります。
それ以外に回転性めまいを引き起こす病気には、他にも細菌やウイルス感染(ウイルス性迷路炎、
帯状疱疹、乳突炎など)、パジェット病、聴神経腫瘍、神経炎などが原因です。


動揺性めまい

動揺性めまいの症状
頭や体がグラグラ揺れている感覚や、フラフラする感じと実際に歩くとふらつく感じも
含めたもの。

動揺性めまいの原因
慢性のめまいの病気
薬物(抗生物質など)によるめまい
聴神経腫瘍
脳幹や小脳梗塞


浮動性めまい

浮動性めまいの症状
体がふわふわしたり、体が宙に浮いた様な感じです。または人によっては
雲の上を歩いている様な感覚や頭がフワーッとする感じなど、めまいの表現は様々です。

浮動性めまいの原因
このめまいの症状のみの場合は確定的な診断は難しいですが、麻痺や他の神経症状や
意識障害を伴うときは、重篤な疾患のことが多い腫瘍や脳梗塞などの中枢性の
疾患が考えられます。

立ちくらみ

立ちくらみの症状
立ち上がった瞬間にクラッとしたり、目の前が暗くなる感じです。

立ちくらみの原因としては、起立性低血圧、起立性調節障害などが原因です。

めまいと病気

めまいの強さと病気の重さとは、必ずしも一致しません。
症状の強弱や様態も大切ですが、重要なのはめまいに伴ってどういった症状が起こっているか
ということです。
めまいの原因にかかわらず多くの場合、悪心や嘔吐を伴います。また耳が原因のめまいの
場合には、難聴や耳鳴、耳閉感など聴覚の症状を、脳が原因のめまいは手足のしびれや
舌のもつれなどを伴うことがあります。

良性発作性頭位めまい症(BPPV)
めまいの原因として最も多い病気です。同じ頭の位置をとることでめまいが誘発されます。
回転性のめまい(非回転性も有り)のみ、又は、嘔気を伴う場合が多いです。
めまいの特徴としては、頭や首を動かした時に起こるが数分以内に治まるケースがほとんどです。

メニエール病
回転性めまい発作を繰返します(非回転性の場合も有り)。特徴としては耳鳴り、難聴、
耳閉感などを伴います。

頸性めまい
変形性頚椎症やむちうち症など頚部の疾患が原因で起こるめまいです。特徴としては、
手や腕のしびれの症状を伴うケースが多いです。同じ首の動きをとることでめまいが誘発され、
首を回したり反らした時に起こりますが数分以内で治まるケースがほとんどです。

一過性脳虚血発作(TIA)
・椎骨脳底動脈循環不全症(VBI)
めまいが数分〜24時間以内に症状が治まるのが特徴です。めまいは回転性・非回転性の
どちらもあり、めまいの症状だけでなく又は手足のしびれ・麻痺、言語・視力障害を伴うケースも
あります。この二つの疾患は脳梗塞の前兆とも言われています。

脳梗塞(小脳・脳幹)
脳出血(小脳・脳幹)
TIAやVBIと同様の症状が持続あるいは悪化します。上記の他、強い頭痛、嘔気を
伴うこともあり危険な症状であると言えます。上記の場合は、原因となる病気が
緊急性の事が多いため、早期の専門医受診が必要です。

めまいといっても多様です。ふらつき、立ちくらみを含め多くは特に心配のいらない機能的なものです。しかしめまいの中には一刻を争う危険なものもあります。頭痛や吐き気・嘔吐、動機、耳なりなどを伴うもの、ふらつきや立ちくらみ。その原因となる脳出血や脳梗塞、脳腫瘍など、早急な治療が必要な場合もあります。あなたのめまいは大丈夫ですか。たかがめまいと思わず早めの受診(めまい外来や専門医のいる病院)・治療が一番の解決法となります。

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